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自身の疑問に答えるメモ置き場
2025-06-14

VSCode向け次世代AIコーディングアシスタント「Roo Code」の紹介

VSCode 向け次世代 AI コーディングアシスタント「Roo Code」の紹介

Roo Code(旧 Roo Cline)は、VSCode 向けの革新的な AI コーディングアシスタントです。最近リブランドを行い、より直感的な名称となりました。

Roo Code の主な機能

Roo Code は以下のような多彩な機能を提供します:

  • 自然言語からのコード生成
  • 既存コードのリファクタリングとデバッグ支援
  • ドキュメントの作成と更新
  • コードベースに関する質問応答
  • 反復作業の自動化
  • 新規ファイル・プロジェクトの作成支援

各モードの特徴

Roo Code には、作業内容に応じて選択できる複数のモードが用意されています。

Code Mode

一般的なコーディングタスクに最適化された標準モードです。

Architect Mode

システム設計や技術的なリーダーシップが必要な場面で活用できます。

Ask Mode

コードやプロジェクトに関する質問に回答し、必要な情報を提供します。

Debug Mode

問題を体系的に診断し、デバッグを支援します。

Custom Modes

セキュリティ監査、パフォーマンス最適化、ドキュメント作成など、特定のタスクに特化したカスタムモードを作成できます。

スマートツールの特徴

Roo Code には以下のような強力なツールが実装されています:

  • プロジェクト内のファイル読み書き機能
  • VSCode ターミナルでのコマンド実行
  • Web ブラウザ制御機能
  • MCP(Model Context Protocol)を利用した外部ツール連携

カスタマイズ機能

Roo Code は高度なカスタマイズ性を備えています:

Custom Instructions(カスタムインストラクション)

Custom Instructionsを使用することで、Roo Codeの動作をパーソナライズできます。これにより、コーディングスタイル、レスポンスの形式、意思決定プロセスなどを細かく制御できます。

設定方法は2種類あります:

  1. グローバル設定
    • Roo Codeのトップメニューバーから「Prompts」タブを開く
    • 「Custom Instructions for All Modes」セクションで設定
    • すべてのワークスペースで共通して適用されます
  2. ワークスペース固有の設定
    • .clinerulesファイルをワークスペースのルートディレクトリに配置
    • .cursorrules.windsurfrulesファイルも互換性のために利用可能
    • プロジェクト固有の設定を共有できます

カスタムインストラクションの例:

  • インデントにスペース4つを使用
  • 変数名にキャメルケースを使用
  • 新規関数には必ずユニットテストを作成
  • コードの可読性とメンテナンス性を重視
  • コミュニティで一般的なライブラリを優先使用

さらに、モード別のカスタマインストラクションも設定可能です:

  • Promptsタブから各モードを選択して設定
  • .clinerules-[mode]ファイルを作成(例:.clinerules-code
Custom Modes(カスタムモード)

セキュリティ監査、パフォーマンス最適化、ドキュメント作成など、特定のタスクに特化したカスタムモードを作成できます。

まとめ

Roo Code は、AI との効率的な共同開発を実現する VSCode 拡張機能です。特にカスタマイズ性の高さが特徴で、開発者個人の好みや作業スタイルに合わせた調整が可能です。

より詳しい情報は以下のリソースを参照してください:

VSCode の拡張機能マーケットプレイスからインストールできますので、ぜひ試してみてください。